作り直す前に、応募を自分で1回通してください
採用サイトを作り直したのに応募が増えない。原因はデザインではなく導線です。1タップ増えるごとに人は減ります。
- 採用サイトを作り直したのに、応募が増えなかった
- SNSのプロフィールのリンクが、会社のトップページになっている
- 募集要項が古いまま残っている(更新に制作会社が必要)
3つ目は長期でいちばん損をします。自社で直せる構造にしてください。
採用サイトとSNSは役割が違う。SNSは知らせて興味を持たせる場所、採用サイトは条件を確認して応募する場所だ。この分担が崩れると、SNSで興味を持った人が着地できずに離脱する。採用サイトに必要なのは7ページで、デザインの完成度より情報の網羅性が効く。とくに「1日の流れ」「配属の決まり方」「よくある質問」は、あるだけで差がつく。作り直す前に、まずリンク導線を確認する。
- SNSは知らせる場所、採用サイトは確認して応募する場所
- SNSのリンクを会社トップに送るのが最大の取りこぼし
- 採用サイトは7ページ。デザインより情報の網羅性
- 作り直す前に、スマートフォンで応募完了まで通してみる
採用サイトを作り直したのに応募が増えない、という相談は珍しくありません。原因はデザインではないことが多いです。
先に、10分で終わる確認をしてください。
- 自分のスマートフォンでSNSのプロフィールを開く
- リンクを押して、応募フォームに着くまでのタップ数を数える
- 実際に最後まで入力して、応募を1回完了させてみる
- 入力項目の数を数える(10項目を超えていたら削る)
- 途中で会員登録が必要になっていないか確認する
ここで見つかる問題のほうが、サイトの作り直しより効きます。
役割を分ける
- 探していない人に届く
- 働いている様子を見せる
- 雰囲気と人が伝わる
- 流れて消える(あとから探せない)
- 探して来た人が見る
- 条件を並べて確認できる
- あとから見返せる
- 応募まで進める
SNSは興味の入口、採用サイトは判断と応募の出口です。片方だけでは成立しません。入口だけがある会社は「見られたけど応募がない」、出口だけがある会社は「そもそも見られない」状態になります。
最大の取りこぼしは、リンク先
いちばん多い設計ミスを先に書きます。SNSのプロフィールのリンクを、会社のトップページに送っていることです。
- 自分のスマートフォンでSNSのプロフィールを開く
- リンクを押して、応募フォームに着くまでのタップ数を数える
- 実際に最後まで入力して、応募を1回完了させてみる
- 入力項目の数を数える(10項目を超えていたら削る)
- 途中で会員登録が必要になっていないか確認する
この10分で見つかる問題のほうが、サイトの作り直しより効きます。
1タップ増えるごとに人は減ります。多店舗の場合は「店舗を選べる一覧」に送ってください。
carasu の整理
採用サイトに必要な7ページ
デザインの完成度より、この7つが揃っているかで決まります。
| # | ページ | 何を書くか |
|---|---|---|
| 1 | トップ | 何の会社で、誰を募集しているか。3秒で分かる形 |
| 2 | 募集要項 | 職種別の条件。給与は範囲で明示する |
| 3 | 1日の流れ | 始業から終業まで時刻付き。休憩と移動も含める |
| 4 | 社員の話 | 1年目・3年目・管理職の3層 |
| 5 | 選考の流れ | 何回・何日かかるか・服装・オンライン可否 |
| 6 | よくある質問 | 面接で毎回聞かれることをそのまま置く |
| 7 | 応募フォーム | 項目は10個以内。会員登録を挟まない |
3番と6番を置いている中小企業は多くありません。 あるだけで差がつきます。とくに6番は、面接で毎回説明していることを書き写すだけなので、費用がかかりません。
企業理念だけの立派なページは、採用の判断材料になりません。理念は必要ですが、それだけでは「自分がここで働くとどうなるか」が分かりません。理念ページに予算を使う前に、3番と6番を作ってください。
「かっこいい採用サイト」の罠
「採用サイト かっこいい」「採用サイト 参考」はよく検索されます。参考にするのは構わないのですが、見た目を目標にすると2つの問題が起きます。
そして、判断に必要な情報が入らなくなります。
| 見た目重視で起きること | 結果 |
|---|---|
| 写真を大きく使い、文字を減らす | 条件が分からず、応募前に離脱する |
| 全画面の動画を冒頭に置く | 読み込みが遅く、通信環境が悪い場所で見られない |
| 独自のレイアウトにする | スマートフォンで操作しにくい |
| 更新に制作会社が必要な構造にする | 募集要項が古いまま残る |
最後の行が長期でいちばん損をします。 募集要項が古いままの採用サイトは、動いていない会社の証拠として読まれます。自社で更新できる構造にしてください。
SNSから採用サイトへ、採用サイトからSNSへ
両方向にリンクを張ります。
まとめ
- SNSは知らせる入口、採用サイトは確認して応募する出口
- 最大の取りこぼしはリンク先。会社トップに送らない
- まず自分のスマートフォンで応募を1回通す。10分で問題が見つかる
- 採用サイトは7ページ。とくに「1日の流れ」と「よくある質問」
- 見た目を目標にすると、判断に必要な情報が入らなくなる
- 自社で更新できる構造にする。古い募集要項は悪い証拠になる
- SNSへのリンクは、直近1か月に投稿がある場合だけ置く
プロフィールとリンクの設計は、関連記事にまとめています。
よくある質問
採用サイトは必要ですか。SNSだけでは足りませんか。
採用サイトを作り直せば応募が増えますか。
採用サイトに最低限必要なページは何ですか。
デザインにどのくらい投資すべきですか。
- 業界研究に使うSNSの利用率(トガル株式会社) https://togaru.co.jp/contents/2662/
- 就職活動におけるInstagram活用の実態(トガル株式会社) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000040089.html
- 採用課題ランキング(Bellwether/キャリタス) https://www.career-tasu.co.jp/press_release/12383/